おっさんの悩みを解決する媚薬と5α還元酵素阻害薬

おっさんと呼ばれる年齢になると、若いころにはなかった肉体的な悩みも色々と増えてきます。なかでも精力の減退と抜け毛・薄毛は、時代や洋の東西を超えた、おっさん共通の悩みと言えるでしょう。精力減退を解消するために、昔から媚薬と称される薬がしばしば用いられてきました。動物性の媚薬にはヘビ・イモリ・カエルやオットセイのペニスなどがあり、植物性の媚薬にはタマネギ・カカオ・イチジクや朝鮮人参などがあります。これらは精力をつける栄養素を含んでいる場合もあれば、まじないのような意味しかない場合もありますが、信じて飲めば精神が高揚し、やる気が湧くことも多かったと考えられます。現在では即効性のあるED治療薬が開発され、勃起不全の悩みは一応解決されたと言えそうです。しかしED治療薬は性欲を増進させる効果はないため、昔ながらの媚薬に対する需要も少なくありません。
おっさんのもうひとつの悩みについても、男性型脱毛症の解明が進み、効果的な治療薬が入手できるようになりました。男性型脱毛症は男性ホルモンが5α還元酵素の作用を受け、脱毛を促すDHTという物質に変化することが原因です。そのため5α還元酵素を阻害すれば、男性型脱毛症を防止できることになります。5α還元酵素阻害薬を配合した育毛剤は、医師の処方を受けて購入するか、個人輸入で手に入れることも可能です。ただし、この薬は男性ホルモンに影響を与えるため、精子の減少や性欲の減退など、男性機能を低下させる恐れが指摘されています。まさに「あちらを立てればこちらが立たず」という状況ですが、どんな薬にもリスクは存在します。リスクを承知したうえで、飲むか飲まないかを自分で判断してください。